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執筆者の写真河合浩之

パワーポイントで「同じテーマのまま内容だけ切り替える」見せ方!



画面切り替え,パワーポイント制作

スライドプレゼンにおいて、「画面切り替え効果」は重要な役割を持ちます。

画面切り替えはスライドとスライドの間をつなぎ、ストーリーをわかりやすく伝えるための表現手法だからです。

ぶつ切れのスライドでは、なめらかにストーリーを展開できません。画面切り替えを使うことによって、スライドの流れに意味を持たせ、プレゼンを一本のストーリーとして届けることができます。

◆画面切り替えの基本

・すべてのスライドに画面切り替えを設定する

・スライドの流れが伝わりやすい画面切り替えを選ぶ

・画面切り替えの継続時間を速めに設定する

しかし、画面切り替えと一口に言っても、たくさんの種類があるため、最適なものを探すのに時間がかかることもあるでしょう。

そこで今回は、もっとも僕が多用しており、とっても効果の高い画面切り替えをひとつだけご紹介しましょう。

それは、『同じテーマで内容だけ切り替える』ことのできる画面切り替え設定です。

【同じテーマで内容だけ切り替える】

前述したように、スライド単位で画面を切り替えるプレゼンでは、同じテーマの内容でもスライドがぶつ切れになってわかりにくくなることがあります。

そこで、“テーマの表示を保ったまま、内容のみ切り替わっていく見せ方”を取り入れれば、同じテーマであることをわかりやすく表現することができるようになります。

この表現を可能にするのが、

「画面切り替え:ダイナミックコンテンツ」

です。

具体的には、こんな画面遷移になります。(36秒くらいから)


ダイナミックコンテンツは、

「スライドマスターでつくった背景+スライドに設定したダイナミックコンテンツの画面切り替え」

で構成されます。

では、具体的な設定方法を見ていきましょう。

■「テーマ」を残したまま、スライドの内容だけが切り替わる

この例では、背景と左側の「6 Partnership」の文字以外が切り替わっていきます。




作成手順は下記のとおりです。

①「スライドマスター」で“動かない部分”を作成


②スライド上に“動く部分”を作成


③スライド上で右クリックし、「レイアウト」からスライドマスターを選択


④スライドに「ダイナミックコンテンツ」カテゴリーの画面切り替えを設定


ポイントは「スライドマスターを“背景”として考える」こと。

スライドマスターは「レイアウトをつくるもの」として使うよりも、単なる背景として使ったほうが、表現の幅が広がります。

一度憶えればとっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください^^

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