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執筆者の写真河合浩之

ホームか? アウェーか?




プレゼンにせよセミナーにせよ、「人前で話す」……いや、相手にしっかりと語りかける、という行為は確実に付いてまわる。スクリーンを使うにしろ紙資料を使うにしろ、それは変わらない。

まあつまり、プレゼンやセミナーをする人にとって人前で話すことは避けてとおれない

しかし、人前で話すことが苦手な人は多い。めちゃめちゃ多い。

かく言う僕も、人前で話すのは病的に苦手である。病的とゆーか病気である。 僕も含めて、そんな人が人前で話さなければいけなくなったら、どうすればいいか?


懸命な答えは「逃げる」だ。


最小限の手荷物をバッグに詰めて、真夜中にこっそりと逃げ出すのである。

これがベストな方法であるのは間違いない。

が、事情によってはこの方法を諦めざるをえない可能性もゼロではないだろう。

ではどうすればいいか?


人前で話す、のである。


くだらない前置きをもっと書きたいところだか、身を切る思いで本題に入ることにする。もう仕方がないので本題に入ろう。

さて、人前で話す。これには超大雑把に分けて二種類ある。

ホームか? アウェーか?

である。

ホームというのは、オーディエンスが「味方」である場合。例えばお友だちであるとか、プレゼンターのファンであるとか。 この場合は比較的しゃべりやすい。温かく見守ってもらえるからだ。多少もしくは盛大にミスをしたとしても、笑って済ませてくれるだろう。てか自分が笑って済むだろう。

が、しかし。アウェーの場合、オーディエンスはほぼ「敵」である。目を細め虎視眈々とプレゼンターの穴を探している。

で、いわゆる「ビジネスプレゼン」は、ほぼ……いやすべてが後者である。

敵に向かってしゃべらなければいけないのである。


そう聞けば、逃げる覚悟も固まりやすいだろう。 最小限の手荷物をバッグに詰めて、真夜中にこっそりと逃げ出すのである。


が、それでも逃げられないという奇特な人に、ステキなアドバイスを3つ教えてあげましょう(上から目線)。


1 ホームで鍛える


身内の前でしゃべる練習をする。慣れるまでは「身内」と思ってしゃべればいい。

そこそこ慣れてきたら、相手を「他人」だと思ってしゃべる。少なくとも味方ではない。

さらに慣れれば、相手を「敵」だと思ってしゃべる。

ここで大切なのは、敵を憎むことでも制圧することでもない。

味方につけることである。

2 死ぬ直前まで練習する


「芸術は場数だ!」と岡本太郎先生が言い残されたように、とにかく場数を踏むことが人前で話せるようになる鉄則だ。

しかし、生半可な気持ちで取り組んではいけない。

「今日が人生で最後の日だとしたら」という気持ちで臨むことが大切だ。

と、ジョブズも言っている。

だが、本当に死んではいけない。周りに迷惑がかかるし、悲しむ人も出るからだ。

あくまでも「これ以上やったら死ぬ」と感じる範囲で、全力を尽くせばよい。

3 開き直る


最後の手段は、もう開き直っちゃうことだ。

いいじゃん失敗したって。そこで人生が終わるわけじゃないし。

てゆーか、相手もびっくりするほどスゴイものを期待してるわけじゃないし。

思っていることをそのまましゃべればいいじゃん。

そう、思っていることをそのまましゃべればいい。


てことで、めちゃくちゃタメになる話をしてしまった。

このことはいったん忘れて、とりあえず緊張しまくってください。

なんせアウェーですからw


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